つくし訪問クリニック早良では金曜日の終日外来日に加え
平日・休日の夜間も院長在院時は診療を行なっています。

性犯罪はあってはならないですが、社会でケアすべき事項の一つです。
福岡市では報告されているものだけでも年間300件程度あり、
報告されていないものを含めるとそれよりずっと多いことが想定されます。
また発生時刻は18時~午前2時の夜間が最も多いと報告されています。

もし被害に遭われた方はまずは
性暴力被害者支援センター・ふくおか
に電話でご相談ください(24時間/365日)。

当院では休日・夜間も院長が在院していることが多いため、
性犯罪に巻き込まれた方の相談を受けることがあります。
またなんらかの事情で相談しにくい方も対応をしております。

緊急避妊薬の処方と検査・治療もご希望される場合は自費診療で行います。
被害者はおおよそ10代~20代が多いことから
検査費用・治療費が払えない場合も想定されます。
当院ではそういった方の支払いは猶予し、支払える時期でのお支払いでOKとしています。
怖い思いをされた方はまずは医学的なサポートを受けることを優先して頂ければと思います。

性被害に遭われた方の対応と費用は以下になります。
(上記の支援センターや警察署で予めご相談された方は公費で賄われることがあります)

緊急避妊薬(レボノルゲストレル)+吐き気止め  5000円(税込)
検査一式(淋菌、クラミジア、膣トリコモナス) 1万円(税込)
予防的治療(淋菌、クラミジア、膣トリコモナスに対応する点滴・飲み薬) 1万5000円(税込)
B型肝炎ワクチン (抗体がある方は不要です) 5000円(税込)(1ヶ月後、6ヶ月後に合計3回の接種が必要です)


HIV、梅毒の検査は感染初期に行なっても陰性になるため3ヶ月後の検査としますが、
保健所で無料で匿名で行えるため、そちらでの検査をお勧めしています。(当院でも可能です)
痛みを伴わないしこり等の梅毒の初期症状が出現した場合は早めにお越し頂き、単回注射で治療を行います。
(持続性ペニシリン製剤:ステルイズ:1万円(税込))

本来は全て公費で支払われるべき検査・治療と思いますが
当院ではせめて支払いの猶予をすること、価格を支払えるレベルにすることで
地域を守る施設としての役割を果たせればと思います。