つくし訪問クリニック早良です。
当院では休日、時間外でも院長在院時は診療が可能です。
また夜間であってもよく院長の上松が在院していることが多いので診療することが可能です。
(ほとんど生活していると言っても過言ではないです)

夜は様々なことが起こりますが、その1つが望まない妊娠です。
当院は緊急避妊薬(ノルレボのジェネリック)を常備しています。

ノボレルゲストレル錠1.5mg
避妊率:性交後72時間以内の服用で98.7%
妊娠阻止率:性交後72時間以内の服用で84%
(避妊率は生理周期に関わらず妊娠を避けられた確率、妊娠阻止率は妊娠しやすい時期に飲んだときの確率)

やはり気をつけるべき点は
完全に避妊出来るわけではないという点です。
それはどれの緊急避妊薬も同じです。
また服用が早ければ速いほど、妊娠阻止率は高まりますので、アクセスしやすい環境にする必要があります。ただ残念ながら現状では医師の処方が必要です。

副作用ですが、
不正子宮出血31.3%、悪心13.9%、下腹部痛13.5%、頭痛10.4%と報告されています。
問題はこの悪心(吐き気)で内服後に薬を吐いてしまうことがありますので
当院では吐き気どめも一緒にお渡しします。

緊急避妊薬を必要とする状況は様々ですが
当院では詳しい事情を伺うことはありません。
(女性が自身で必要と思うときは必要だと思います)
もちろん、本人が手助けを求めている場合は適宜必要な機関にお繋ぎします。
性被害に遭っているなどの場合は性感染症の検査や治療も後日保険診療で可能です。

価格ですがこうした緊急避妊薬は通常は1~2万円/錠しますが
レボノルゲストレル錠1錠吐き気どめの薬(メトクロプラミド)1錠
(自費診療) 5000円/税込
で提供します。(診察料も不要です)
望まない妊娠は一生を左右する問題でもあります。
現行制度(医師が処方しなければならない制度)のせいでアクセスが悪く、価格が高くなっているので
夜間でも処方可能で、価格も出来る限り抑えて、女性を守る社会インフラの1つとなれれば幸いです。

*参照
https://pins.japic.or.jp/pdf/newPINS/00067924.pdf(レボノルゲストレル)
https://pins.japic.or.jp/pdf/newPINS/00066208.pdf(ノルレボ)